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documentary 2019.9.(最上部ガ最新。下カラ順ニドウゾ)

ontology.360(ナガツキ一週目)


九月某日 document.6

「三ヶ月ぶりの…念願の…生音!(感涙)」



【↑It's like a Magic!】

コバ・ジュンです。

先日、骨折してからおおよそ三ヶ月ぶりに都内へ出向き、そしてライブ鑑賞をしてまいりました。

大好きなサックス奏者の横山知子さん、そしてドラムス&パーカッションの「ふーちん」とのコンビ。

今回はボクの稚拙な文章よりも、写真が大きく物語ってくれていますので、そこにキャプションを付けていく形にします。




何ヶ月ぶりだろう、神田淡路町にあるミュージックBar「シルナージュ」。ここでの昼間のライブは初です。




定刻にスタート。相変わらずなのですが、大ファンの横山さんをまともに観られるまで、少々のお時間をいただいてしまいます。




横山さんとふーちんのコンビ。渋谷ヒカリエ、昨年の立会川でのハロウィン練り歩きなどで息のあったおふたり。ふーちんはいつもの「寿司桶ドラム」装備です。




ふーちんの後ろ姿。寿司桶とハイハットを背負っています。それらは両の足と紐で連動しており、右足で寿司桶をバスドラム、左足でハイハットを操作します。




突如ふーちんから「どなたか壁になってくれる方はいませんか?」との質問。即挙手。自作のスプーンでボクの両手を「壁」にし、素敵なリズムを刻んでくれました。




その後「100均で買ったスプーンやらで作りました」との道具をお客さん全員に配り、皆で楽しく好きな様にリズムを刻みます。ただ、ここでふーちんから注意があり、「リズムは好きでいいですけど、これから教える掛け声はちゃんと入れてください。でないと怒ります」とのトーク(笑)。正直、ふーちんのソロに近い大道芸は3年ぶりくらい。随分と喋りが上手になったなあという印象を受けます。もちろん叫びましたよ「テキーラ!」






この日のふーちんは結構な頻度で道具を落としていました。しかし「パフッ!」という道具を落としたかと思えば即座に「じゃあこれをお客さん全員に回してもらって鳴らしていきましょう!」と対応。全員でわたわたしながら「パフッ!」と音を入れていきました。さすがにピアニカが落ちた際には、どうしようもなかったですが(笑)。




ふと足元を見ると、上履き調な靴には何個ものかわゆい手巻き寿司が…。なるほど、寿司桶ドラムだからね。この日まで気がつきませんでした。




気づけば吊り下げたサコッシュから縦笛を取り出し、徐ろにメロディーをも吹き出します。もう言葉が出ません。




おふたりの素敵な笑顔。こういうトークもありなライブをもっと演っていただきたいです。




横山さん(^o^) 満面の笑みの隣りには、動けなかったこの3ヶ月でかなりお太りになったワタクシが…。まずいな。




ふーちん。「ふーちんギド」として出したアルバムも購入。相変わらずの「へんてこサウンド」(褒めてます)。サインもしていただきました♪


そんなこんなの楽しいライブ鑑賞でした。満足に動けないボクに気を使っていただいた皆様にも、心より感謝を申し上げます。


ではまた。


九月某日 document.5

「松葉杖にさようなら」



【↑もう二度と世話にはなりたくないぜ】

コバ・ジュンです。

今更ながら朝ドラの「なつぞら」にハマっています。思えば7/18、近所の整形外科から「ウチではこれ以上細かいことは分からない」と、救急車で運ばれた大病院に戻され、朝一で行ったはいいものの、待たされに待たされ、その日に「病院内で二回観る」変な記録を達成した時からでした。で、ご存知の通り骨折で動けないのでその後はずっと家にいたのですが、まぁそうなると何か生活の張りというか節目というか、そういったものが欲しくなりますわなあ。そうなると毎日変化のあるものとか観たくなりますわなあ。で、現在に至ります。


さてタイトル。ようやく松葉杖を返却しに行けました。前述の整形外科で借りたもので、レンタル料は1日¥70。正直すぐに返しにいけるものだと思っておりました。しかし痛みも腫れも全く引かず、その後6箇所の骨折が判明し、お借りした「iWalk」だけではどうしても外出時は怖くて支えが欲しい…等々が重なり、結果66日間レンタル。金額は¥4,620となりました。今思えば「普通の杖でも買えたんじゃないか?」という値段ですが、いやいや、まだ杖は使いたくない。使わずに歩けるようになりたいという思いが勝ち、購入までには至りませんでした。
さて、この松葉杖のレンタル。お知り合いによれば、返却時に預かり金を全額返してくれる病院もあるそうです。ええ〜そんなあ〜。約¥5,000はまともに働けない身体からすると結構な額だよお…。



この他にも、
・ご飯を食べると体調がすこぶる悪くなる
・体のあちこちが痒い
など、書きたいことはたくさんあるのですが、本日はこの辺で。先日作った「胡瓜の何か」と「牛肉とニンニクの芽の炒め物」でも載せておきます。






ではまた。


九月某日 document.4

「爪痕は深く」



【↑怪獣だよこんなの】

コバ・ジュンです。

8日未明から9日午前中にかけて、首都圏直撃史上、最大ではないかと思われるほどの超大型な「台風15号」、その名も『ファクサイ』が上陸しました。

昼間は洗濯物を干せるほどの、どピーカン。足の悪いボクはそんな時間から家中の雨戸を閉め始めました。備えあれば憂いなし。いつ何が起こるか分かりませんものね(結果、これが功を奏することとなる)。

午後5時くらいになっても実に穏やかでした。暗くなっても外では「チッチッチッチッチ」とカネタタキの優雅な鳴き声が聞こえます。


一変したのは午後9時を過ぎてから。


いきなりの豪雨。ずっと雨雲レーダーを見ていたので、何時くらいから降るかも分かってはいましたが、本当それは突然でした。しかしとりあえずは雨のみ。テレビのニュースつけっぱ、スマホの充電しっぱ、さらには停電のことも考え、釣りに使う保冷剤を何個か冷凍庫で冷やし、襲い来るであろう災害に備えました。

今回の台風の特徴として、「955ha(ヘクトパスカル)」と非常に強い勢力を保ちながらやってくる。プラス、速度が遅いのふたつ。955haは相当でかいです。発生直後の台風が南西諸島をそのまま襲うような大きさのものがそのまま「いらっしゃい」レベル。さらには本当に速度が遅い。高い海水温でエネルギーをさらに補充しながら、どんどんと首都を目指して上ってきます。

午後9時にすでに大雨だったのに、明けてam2:50でまだこの位置。ちなみに画像中心の青い点は我が家です。




この時点では、「もう少しで一度台風の目に入る。その時に少しでも家の周りを観られれば…」などと考えていたのですが、結局目は地味に東にずれ、台風が過ぎ去る5時くらいまではずっと暴風雨が続きました。




玄関前はメチャクチャ…。




進む速度が遅く、この状態が何時間も続きました。




ほとんど寝られずな夜でしたが、朝方ようやくウトウト。8時過ぎに外に出、台風一過のさんさんな太陽光が降り注ぐ中、家の周りのチェックと掃除を始めました。
よかった。大きな被害はなさそう。ゴミは凄いけど、これは掃除でなんとかなる。1時間に渡る清掃を終え、シャワーを浴び(ガスが止まっていましたが、メーターの復帰ボタンで即復帰しました)、さて寝ようと横になったところ「ピンポーン」と呼び鈴が鳴りました。隣家の方のご訪問です。

「げっ!ウチの何かが吹き飛んで迷惑でもかけてしまったか!?」

と思ったら、外に案内され、我が家の裏手にある二階を指さされました。





ガーン。うああ、ウチの雨戸の戸袋が凹んでしまっている〜。聞けば、隣家の庭に屋根の部品と思われるものが落ちていて、頭上を見上げたらウチの戸袋がベコッとなっていたということ。つまり何処かからはがれて飛んできた屋根が、ウチの戸袋でバウンドして隣家の庭に落下…という経緯が考えられるということです。そして、その部品の原因の家も判明しているという話。でもあれほどの風雨、「しょうがない」という気持ちも強いので、賠償だったりとかそういう方向にはしたくない自分がいます。

網戸も何箇所か破れていました。これは足が治り次第直そう。このくらいはコバ・ジュン出来ます。




ここまでの大きな台風は生まれて初めて…なレベルでした。翌朝のニュースはとにかく交通機関の大混乱というものばかり。当然です。それだけのパワーを持った大災害でした。こういう時、本当に出社しなければいけないのか?という判断をしっかり出来、それを社員にしっかりと伝えられる会社が増えてくれること、そういう社会になってくれることを願います。「いいよ、今日は出社しなくて。仕事にもならないし」とならないものかなあ。


9/11現在、千葉県では停電、断水が続いている地域がまだまだ多いということです。こういう時に真っ先に動くべきの政府が「党内の人事」やらやっているのが信じられません。以前はこういった際、パフォーマンスでも即動く政治家がいたものですが、今はそれすらしない人ばかり。今現在、実際に電気が来なくて熱中症の疑いで亡くなっている方がいるというのに…。愕然です。


ではまた。


九月某日 document.3

「病状報告です」



【↑カルシウムたくさん取らなくちゃ!】

コバ・ジュンです。

7/7に骨折してから、二ヶ月が経過しました。

現在の病状報告です。無事に骨はくっつきました。先生(怖い)から「もう器具は使わないで歩いてください」との言葉。さらに「足首もタオルなどを使ってグイグイ動かしてください」とのことです。次の診察は一ヶ月後なので、あとはこちら側でリハビリをいかに上手くやっていけるかという状態です。

まだ片足はひきずってしか歩けない状況。さらに階段を降りる際は後ろ向きでないと無理です(前向きだと一段ずつしか降りられません)。こちらとしても早く社会復帰をしないことにはどうにもならないので、とにかくやっていくしかありません。最低でも坂の下に降りたところにある「いつものスーパー」への買い物程度は早めに出来るようにしないとです。


ご心配をおかけしました皆様、色々とご協力をいただきました皆様に心より感謝申し上げます。しばらくはまだ不自由が続きますが、頑張っていきます。

最後に「保険は絶対に入っておいた方が良い」です。


ではまた。


九月某日 document.2

「これぞ理想の角質ケア!?」



【↑てゅるってゅる!】

コバ・ジュンです。

昨夜、我が家のある横浜南部は大雨に見舞われました。各地で冠水などの被害が出たようですが、現在のところ怪我人などの情報はなく、安心しております。
今まで聞いたことのない音でエリアメールが届いたのには驚きましたが、このくらい分かりやすくしないとダメなのでしょうね。「え!?そんなヤバいん?」という気にさせられましたもの。




駅周辺はレベル4の警戒。




我が家周辺は地盤の固いこともあり、無事。




さて、タイトル。

左足骨折からもうすぐ二ヶ月が経過します。家の中での生活に不自由ない程度には治ってきていますが、外歩きはまだ厳しく。そんな中、久々に湯船に浸かりました。当初はシャワーを浴びるのすらキツかったことを考えると、健康って素晴らしいものですね。四つん這いで移動していた頃がすでに懐かしいです。

そして雑誌を持ち込んでの1時間の半身浴。しばらくすると身体中がかゆくなってまいりました。シャワーで落としきれてなかった内部の汚れまでがじわじわと出てきた感じです。やはり「お湯に浸かる」という行為は大事なのですね。

そのうち、折れた足を擦り始めると、あららら、面白いほどにボロボロと皮がむけていきます。なるほど!つまりはこの二ヶ月間、ほとんど地面と接することがなかった左足は、気付かぬうちに皮膚全体すらをも柔らかくしており、硬い部分である角質層が全部取れたというわけか!

不幸中の幸いとでもいいましょうか。もうてゅるてゅるですよ。それは綺麗な、もう赤子の足かと思わせるほどですよ。

ただ当然弊害はありまして、先日久々に靴を履いてみたら、痛いのなんの。折れたところではなく「皮膚」が。「普段日光にさらしてない部分を焼いたら真っ赤になっちゃった!」と同じことですね。表面全部が靴擦れを起こしているのと同義。これを戻していくのは結構辛いかも…。

さらには左足全体の筋肉痛にも悩まされております。そりゃほとんど動かしていなかった部分を再度動くようにしているのですから、そうなるのも当然です。「なぜここまで」と思うほどの腿部分の痛み。二ヶ月でこんなに衰えるのか…と恐ろしくなっています。


そんなわけでつらつらと書いてみました。読んでいただいてありがとうございます。どうも近頃日記が長くなりがちですね。もうちょっとさらっと簡潔にいきたいのですが、自由に動けない分、そのハケ口が悪い方向に出てしまっているようです。「おきる めしをくう ねる」そんな内容にしたいなあ。


ではまた。


九月某日 document.1

「死ぬための生き方」



【↑これも怪我したからこそ】

コバ・ジュンです。

先日の日記で「本を読む機会が増えた」と書きました。近頃は暇があればスマホでしたが、病院では使えないことが多いので必然的に文庫本を持ち歩くことになったのです。

好きなのは小説よりもエッセイや対談本。手軽に読めるのが魅力です。その中でも最近読んだ中で心にグッときたのが次の二冊。

「巨頭会談」


「たけしの死ぬための生き方」


どちらもビートたけしさんの本です。上は各界トップの著名人との対談本。下は例のバイク事故を起こしたあと復帰してからのものです(気になって調べたのですが、あの「フライデー襲撃事件」を起こしたのは39歳、そしてバイク事故が47歳。うわ、今のボクと同い年だったのか)。

特に後者は、程度の差はあるにはせよ、今の怪我をしている自分の境遇と重なることも多く(年齢も一緒というのはつい先ほど知ったので驚きはさらに増しましたが)、これからどうやって生きよう、死ぬためにはどういう生き方をしていけば良いのだろうと、考え直す良いきっかけにもなりました。

「人は生まれながらの死刑囚」

そうなんです。生まれたからには誰にでも平等に死は訪れます。偉くとも偉くなくとも、大富豪にもホームレスにも、大人でも子供でも。

たけしさんは言います。「いざ年をとって、さぁ死ぬぞとなった時、人ってのはオタオタしてしまうんじゃないかな。ただおいらは今回の事故でそのあたりのことはクリアした気がする」相当意訳ですが、そんなようなことを。

幸い(?)ボクも「死」という概念をあまり怖がっていないので、いつそれが「ドーン!」と訪れても平気な感じはしています。もちろん残ったもの(家やら物やら)がどうなるかくらいは気になりますが(あとピラミッドはどうやって作ったのかとか宇宙の果てはどうなってるのかとか)、自分自身が消えることに対しては、そんなに重いものだと思ってないのですよね。「守るものがないから」と言われたら、そうなんでしょう。

たけしさんの様に生死の境をさまよう大怪我ではありませんでしたが、ボクの怪我も、この先の人生において何かの役に立つことでしょう。というかそうならないと何で怪我したのか意味がなくなっちゃう。「足治った!さあ、また元の生活に戻れるぞ!」ではなく、「足治った!これからは『足を怪我して治ったコバ・ジュン』で生きていこう!」というのがこれからやらねばならぬこと。お世話になった方々にも恩返しをしていかねば申し訳も立ちません。「死ぬための生き方」を考えていかねばな、と思った「防災の日」なのでありました。

長くなりましたね。ここまで読んでくださいましてありがとうございます。最後に、いつもの「横浜コバめし」を貼ってお別れです。




豚肉と野菜を炒め、いつものソース焼きそばを作ろうと思ったのですが、途中で気が変わり、カレー粉、ガラムマサラ、ターメリックをたっぷりと入れて「タイ風」な感じにしてみました。めっちゃ美味かった!正直店で出てきてもよいレベルです。まぁ再現はできないでしょうけど(笑)




こちらも上記と同様、焼きそばを作ろうとしましたが途中で気が変わり、お好み焼きにしました。あって良かった小麦粉と卵。


そんな感じです。先ほど、ついに何も器具を使わず、足を引きずりながら30m先にある自販機まで飲み物を買いに行きました。体を動かさなきゃ精神も死んだままになるばかりだ。


ではまた。



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