ontology.371(ヤヨイ二週目)
「責任者ってなんだ?」 【↑いっそのことガラガラポンしてやれ】 コバ・ジュンです。 「もっと明るい話書きたいなあ」「バカ話したいなあ」と思うのですが、一向に収束の気配を見せないコロナウイルス関連。そして報道で伝わってくるいろいろな件…。どうしてもこれに関わる話を書かざるを得ません。 日本は民主主義という制度をとっています。選挙で選ばれた人たちが、国民の代表となり有権者のための政治をしていく方式の国です。 本来なら。 ところが、皆様もご承知の通り「どうなってんの!?」という話ですよ現在。「自粛してね。感染広がるとまずいから店とかは閉めてね。でもその補償となるお金は微々たるものしか出せないけどね」 なんだこれ(笑)笑っちゃうしかできないレベルです。期待を背負って政界の場に出ているはずなのに、まったく応えられていないどころか、逆撫ですらしてくる。 「俺らの給料いらないよ。その分全部国民に回すよ」 くらい嘘でも言えんのかい。それとも「海外から入ってきたウイルスだし、私らには関係ない不測の事態。そこはまぁ各々の裁量で」とも考えているのかい。 ここ20年くらいでしょうか。ボクは選挙のたびに「良いことを言っている。少なくとも選挙公報では。暮らしを大切にする法案を出すと言っている」という人に投票しています。でも、大抵そういう方は落ちます。で、「原発に変わるエネルギーとして、ソーラーパネルの設置を決めたよ!あ、元ニュースキャスターです」という人が圧倒的な支持を集め当選したりします(結局この計画は頓挫)。 選挙でダメなら署名?でもそれで動くの?動いてくれるの?不測の事態で国民がどうするか迷ってしまっている際に、「俺はまずこうする。当座の措置としては不足だろうが、そのあとのことも考えているから心配すんな。とりあえず任せてくれ」とリーダーシップを取り、動いてくれるのが『責任者』でしょうに。しかも「選ばれた」人たち。ある程度の強権を発動してもらっても構いません。それが良い方向に向くと納得させられるなら。でもそれすらしてくれない人たち。国民に委ねられたのに、逆に国民に委ねる人たち。 どういった因果を持って、自分がこの国に生まれたかはわかりません。でも、ボクはこの国が好きです。長い歴史を持ち、自然も文化も素敵な国。この先も住み続けたいですし、今、元気な声を出して遊んでいる子供達にも未来を紡いでいってもらいたい。そして、愛する人たちがたくさん住まう日本という国が、ここで潰れて欲しくはない。 「頼む、頼むからしっかりやってくれ」 そうとしか言えないんです、ボクらは。 どうか、この国のためを思って政治をしてください。 ではまた。
ontology.370(ヤヨイ一週目)
「小さい頃は神様がいて」 【↑味付けはヨシダソース】 コバ・ジュンです。 まいにちまいにち ぼくらはコロナの〜 ニュースに右往左往で 嫌になっちゃうよ〜 いったい何なんでしょうね。五輪の延期が決定し、都知事の会見やそれに伴い関東の知事も追随したことにより、スーパーから食料品が消えました。我が家の近くの店舗も、昨晩は見事に一部の棚が空っぽになっていました。そんな中、ボクは声を大にして言いたい。 「食料はあるから!生産も物流も止まってないから!」 なんだか震災の時のような、いや、その時以上に今回に関しては、日本国民の情けなさを見た気がします。面白いのは、ボクの周囲には買い占めをしている人はほぼ見当たらないこと。つまり、どこの誰だかまったく知らない付き合いのない人たちがパニックになっているということです。心から情けない…。 もうこんな話はやめましょう。暗くなるばかりですので。 昨夜、仕事をしながら、いや、正確に言うと仕事を中断して「魔女の宅急便」を観てしまいました。途中までは我慢していたのですが、悪友どもがtwitterで「今トンボと出会った!」「ニシンのパイが嫌がられた!」とかつぶやきやがるので、いや待て、ニシンのパイの時はもう観てたな。まぁそれはよし。とにかく観ちゃったんだぜこのやろう。 本当に良い映画ですね。王道過ぎるストーリーとはいえ、老若男女誰でも楽しめる娯楽大作。そういった中、ボクが今回注目したのは演出でした。戸田恵子さん演ずるオソノさんのセリフ回しだったり、キキがいかにこの街を気に入って空を飛んでいるかを画像だけで分からせたり…。そして飛べなくなったキキが友達を助けるためにデッキブラシで飛行する瞬間。今まであれだけの喧騒を描いていたのに、あの一時だけはキキが感ずる音だけになる。その後もう一回それを繰り返すシーンがあり、もう鳥肌がブワーッとたってしまいました。さらにうまく飛べないながらも、ブラシに言うことを聞かせながら背面飛行で近づく場面や、上下左右どこから撮るんだ!的な縦横無尽なコンテ。 極め付けは、エンドロールですべてを回収するところですね。個人的には「キチンと直っている時計台」が好きです。それだけで、あの飛行船事件からどれだけ時間が経ったか、キキがこの街にどれだけ受け入れられたかまで伝わり(子供のコスプレよりこちらが重要)、ジブリの中でも一、二を争う出来栄えなのではと思っています。 ところで、この作品にユーミンを使おうと決めたのはどなたなのでしょうか。OPもEDも最高のひとこと。「ルージュの伝言」なんて、この作品の内容とはほとんど合ってないじゃないですか(反論いくらでもお待ちしております)。「ひとりで街を離れるわー」くらいがマッチするくらいで。でも、でも、キキの旅立ちにはこの曲しかないんです。これしかありえないんです。EDはいわずもがな。悪いように聞こえるかもしれませんが、「計算し尽くされた映画」ですね。もちろん良い意味で。 タイトルを書いた時点では、実はもう少し違った内容になるはずでしたが、あまりに映画が良かったせいで、こんな話になりました。もう何度目の鑑賞か分かりませんが、観るたびに「良かった!今回も観て良かった!」と思わされるのです。 いやあ、映画って本当に良いものですね。 ではまた。
「それが文化でしょう!?芸術でしょう!?」 【↑猫の箸置き】 コバ・ジュンです。 あまり暗くなることは書きたくないのですが、正直まさかここまでコロナウイルス関連が世間を、さらに世界中を引っ張る事態になるとは思いませんでした。 どないなっとんねん、という気分です。 色々なライブやイベント、式までもが中止。そして東京五輪も延期の方向なんですか?現時点ではまだ完全決定ではないので何とも言えないのですが、ボクが生まれてこのかた、ひとつの事象がここまで世界中を巻き込んだダメダメ出来事はなかった気がします。ありましたっけ?あったら教えてくださいませ。 政治的なことも書きたくないのですが、日本政府がこの度出した政策が「みんなに商品券を配ります!」ですって。おぉい。 「イベントを自粛してください」と、温和な言い方ながら、なかば強制的な依頼(命令?)。マスクやトイレットペーパーが市場から消えたこともそうですが、同調圧力に弱いこの国。マスクをしないで少し咳をしようものなら、ものすごい目で見られてしまうこの国。よって、様々な日銭商売で食っている人たちは、一気に仕事を失い「どうしよう?」と思案に暮れています。「それがフリーランスの宿命じゃん。それが嫌なら真っ当な職に就けよ」などという意見も散見されます。そういったことも決して分からないわけではないのですが、ボクはそんなギチギチに縛られた国には住みたくありません。まずは手元に「おぜぜ」が入らなければ、家賃も保険料も、そして光熱費や食費すら払えなくなってしまいます。 佐々木倫子さんの「Heaven?」という漫画に、こんな一節があります。 「あ〜もう その都会人の劣等感百回くらい聞いた!」 「なくてもすむこと。役に立たないこと。」 「それが文化でしょう!?芸術でしょう!?」 文化や芸術は、非常時には役に立たないかもしれません。でもそれを育てられる土壌を作れるからこそ、豊かな国なのだと思います。そして今、そういう人たちを保護せずに、「とりあえずやっとけ」的な方針はどうかと強く強く感じます。 ではまた。
「死なないで!○○!」 【↑まさかこの人が死ぬとは…】 コバ・ジュンです。 巷ではなんだか「死ぬ」関連でいろいろやってますな。まぁ別にどうでもいいので、ここで詳しく書こうとは思いませんが、何かやろうとする際にはキッチリと練って、さらにのちのちのことも考えた上で動いていかねばなりませんね。 さて、 youtubeで無料配信されていたハウス名作劇場「愛少女ポリアンナ物語」を見終わりました。全51話は長かった…。でも面白かったのでよし。ヒマかよ。 んでこのアニメ。とにかく前向きな少女ポリアンナが、日常の「良かった」を探しながら奮闘(?)していくというストーリー。最初はポリアンナに辛くあたっていた周りの大人たちも、あまりにもポジティプな少女に巻き込まれ、どんどん彼女に感化されていくといったそんな内容。どんなに悪いことがあっても「よかった!」に繋げてしまうことや、かなり強引に人の心に入ってくる描写が少し鼻についたりしますが、いつしかこちらも「俺も良かった探しをしてみようか…」なんて思っちゃったり思わなかったり。 でね、 冒頭で「死ぬ」云々のことを書きましたが、このアニメ、やたら人が死んだり死にそうになったりします。「あれ?こんなタイトル前にもなかった?」と思って調べてみたら、なんと3回もありました。3/51。確率でいえば6%です。これって結構高いですよ。ちょっと調べてみたのですが、みんなの大好きなアイス「ガリガリ君」の当たり確率が4%だそうです。ガリガリ君より高い! では、そんなポリアンナの「死なないで!」を見ていきましょう。ネタバレにもなってしまうので、まだ見てないけどこれから見る予定!という方は、このサイトを今すぐに去り、youtubeでも見ると良いでしょう。kobajun1219チャンネルがおすすめ。意味が分からなくてもチャンネル登録してね(笑)→ココから 多いな!しかも2回目は主人公が死にそうになってる!まぁここで終わってしまうと、残りの話数どうすんだという話になるので(確かこれは中盤)、「どうせ死なねえだろう」と分かるのですが、他の二つは…。 そんな感じの日々。前にもどこかで書いた気がしますが、ボクの「死生観」はすごくあっさりしていて、いついなくなっても良いと思っています。そのためには断捨離をしてスマートライフを心がけなければいけないのですが、モノ屋敷な現在、今死んだら絶対に迷惑かけちゃうだろうなあ。家を解体する際、荷物もまとめて廃材として持って行ってくれるのかしら?そうだと助かるんだけどなあ。 ではまた。
「よかった探し(ポリアンナ)」 【↑よかった!】 コバ・ジュンです。 現在youtubeにおいて、期間限定(3/16~31)で「世界名作劇場」のひとつ『愛少女ポリアンナ物語」が無料配信されています。リンクは↓から https://www.youtube.com/user/NipponAnimation この話、これといって特に大事件が起こるといったわけでなく(物語中盤で主人公が下半身不随になりますが)、何か大きな野望を成し遂げてやる的な話でもなく、可愛い少女の日常を描いていくゆるいお話です。 特徴的なのは、主人公である8歳の少女「ポリアンナ」が、異常なほど前向きなのです。嫌なこと、辛いこと、悲しいことが訪れても、「聖書には800もの良いこと、嬉しいことが書かれているのよ!だからあたしもお父様(牧師)にいわれたとおり、毎日何か『良かった!』と思えることを探していくの!」という具合。 例をあげましょう。 すごい偏屈な寝たきりのおばあさんがいる→慈善会の当番でスープを持っていく→偏屈ばあさん「あたしゃこんなの嫌いだよ!」と突っぱねる→ポリアンナは「わぁよかった!だって次来るときに何を持ってきたら良いかを考える楽しみが増えるもの!」 といった具合(詳細違うかも)。 これをボクにしてみると、 酒飲みすぎてベロベロの二日酔いになる→慈善会の当番でスープを次の日の予定が丸潰れになる→各所に迷惑をかける→ボク「わぁよかった!だって皆さまに謝るために会いに行けるのですもの!」 といった具合(違うか)。 まぁ、後者の方だと明らかにダメですよね。で、実際にこれ「ポリアンナ症候群」という心的疾患のひとつなんです。簡単に言えば「現実逃避」ですよね。詳細を知りたい場合はポリアンナ症候群でググってください。いくらでも出てきますので。 ナンシーです。声はララァ・スンです。田舎娘の設定なので「なになにしちまうわ!」とか話すのが、いちいちたまらないポイントです。 わーい!うほっほーい!ぼんぼんぼぼぼんごりらごりら、そうめんにせみのぬけがらをいれてたべたらどうなるどうなるどうなるっ! 旅に出たいです。 ではいずれまた。
「そして9年の歳月が」 【↑NHKにのんさん出演】 コバ・ジュンです。 本日は3.11です。東日本大震災から9年。30代最後の年を迎えていたボクは、あの日恵比寿でオーディションを受けていました。突然の揺れ、悲鳴、避難、そしてその後の混乱…。電車は動かず、都内を慣れない革靴のまま徒歩で彷徨う。夜半、連絡のついた知り合いの家に宿泊させてもらい、そこで見たテレビにはこの世とは思えない光景が映し出されていて。 ボクは毎年この日がくると、当時の映像を見返して、自分への戒めとしています。緊急対策はできているか、食料の備蓄などはしているか、インフラが停止したらどのようにすればよいか等々…。忘れてしまっていることもありますが、9年前を思い出すために、辛くはあれど、必要な事だと思っています。 今はどこの動画サイトにも残ってはいないと思いますが、南三陸町の丘の上から街を撮影した映像があまりに衝撃的で、現在も一年に一度はそれを見て、己の危機感が弱まっているのを再確認します。5分ほどからなるその動画は、はるか遠くの方で家が流されるところから始まり、最初のうちは聞こえる声も「すげー!(笑)」的な感じもあるのですが、徐々に街が壊滅していき、声も次第に悲鳴に変わり、最終的には丘の真下まで津波が来たところで終わります。人間の弱さ、文化の破壊、そして津波の威力、何度見ても涙が出ます。 「生かされたのだと思って、この先も生きていく」 先ほどのニュース映像で、家族を失った被災地の方が発した言葉。あまりに重く、正面から受け止めるには辛過ぎる声でした。いつ何時、どんな形で大災害や事故が自分や周囲を襲うやもしれません。そして昨今の世界情勢。思うことはただ一点。 「まず今日一日を生きよう。今日を生きたら明日も生きよう」 人間個人にできることは限られています。その中で精一杯、いや精一杯までにはいたらずとも、「生かされたのならば、何か成し遂げるために頑張ろう」と思うのです。なんでもいいんですよ。「酒飲む→酒造メーカーの儲けになる」「ギターの配信する→誰かが見て喜んでくれるかも。電力も使う」「お風呂入る→水道代、ガス代を使う」。何かをし続けて、それが何かにつながることを祈って、「今日までそして明日から」も、生きていくしかないのです。生きていきましょう。 ではまた。
「コロナウイルス狂想曲」 【↑スパイシーな炒め物】 コバ・ジュンです。 家でずっと物書きをしていると、何かを忘れてしまいます。 さて、一体なんだろう? あ、日記か。 ホントすいません、最近全然書けていませんね。げ!3月に入ってから一週間以上経つというのに、まだ1本しか書いてなかった。 といって、別段書くことあまりなく、 書くことといえば、 相変わらずトイレット&ティッシュペーパーとマスクが手に入らないことと、世の中の騒ぎでしょうか。あまり書きたくないことなので色々アレなんですが、思ったよりも騒ぎは続きそうです。この先、本当にフリーランスに補償はされるのでしょうか。 つい先日、骨折前に勤めていた出稼ぎ場に復帰しました。いや、復帰したくはなかったのですが、諸事情により少しだけ稼がねばならなくなり、それと同時に役所に連絡して保険料を待ってもらうよう嘆願したり(無下に断られましたが)、まったく大変な世の中でございます。 頑張りましょう、皆さん。頑張ってどうにかなるかといえば、そうではないかもしれません。しかし、いつかこれが良い思い出として語れるよう、今はやれることをやり切って、踏ん張っていくしかありません。前だけ向いて、ポジティブに、フットワークを軽くして、「今の自分ができることは何か?」を考えていきましょう。 ではまた。
「無能の人が現実に、そして数値悪化にうんざり」 【↑現在の心境】 コバ・ジュンです。 昨夜、ものすごいものを見てしまいました。「メルカリ」というオークションサイトがあるのですが、そこで「石を売る」人がいました。説明文を読んでみると、「花崗岩のいろいろが、コロナウイルスの症状を消します!」なんてのが書かれていて…。 ご存知のお方もござりましょうが、「石を売る」というのは、ボクの大好きな漫画家であるつげ義春先生の「無能の人」シリーズの話の一節であり、漫画書きも古物商もダメになってしまった妻子ある男が、最終的に河原で拾った石をその場で売り、生計を立てていこうとする内容です。 漫画の中では「よぉダンナ、石を売るのはわかるけどよぉ、こんなどこでも拾えるような石を、それも河原で売るのはどうかと思うぜ?骨董屋に置いてあるのなら少しはわかるけどさ」など、テキ屋仲間に揶揄されたりします。 しかし、そんな「石売り」がついに登場してしまった!現実の世界に!そして、定かではないですが「SOLD」の札まで。自作自演風でもあるので、鵜呑みにはしませんが、もしこれが本当に売れていたとしたら…。 ここからはまったく別の話。昨日、朝イチで病院に行ってきました。毎月の定期検診です。先月に血液の採取をし、その結果も出ているのです。 で、 まさかの数値悪化。その場で計測した血圧も148/128などというありえない数字を出してしまい、正直「はあああ!?」な気分です。年明けから減量計画を実行し、毎日欠かさず運動、そして食事も「塩分少なめ糖質少なめ」と考えて摂取していたというのにこんな最悪な結果。もう何も信じられなくなりました。体重も体脂肪も思うように落ちず、「この2ヶ月間はまったくの無駄?」と悲観的な方向へ。「もう減量はやめだ!」と力石のように叫びたくなりました。 そして、尿酸値を下げる薬が追加され、「先月の花粉症の飲み薬が効かない」という話をしたら点鼻薬と目薬まで追加され、万年金欠なボクにとって「うああ」と叫びたくなる状況となってしまいました。まぁ後者の薬は劇的に効いて、花粉症の症状はまったくと言っていいほど出なくなりましたが。 そんなこんなの3月です。近所のスーパーにはトイレットペーパーもティッシュもマスクもありません。こんな状況、早いところ落ち着いてくれませんかね。 ではまた。